2014年7月31日木曜日

鳥取台北

下書きにしてからの投稿忘れていました。。

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07/19〜07/27の期間に"ギャラリーそら"さんで行われている『鳥取台北 Design and Craft Hunting』のオープニングパーティーに行ってきました。

予想を超える人人人。1階?のギャラリーショップが人で埋まっていました。
展示はもちろん、台北の料理もふるまわれました。しかも、無料です。(驚き)

パーティーでは写真を撮ることに徹することに。(先日、後輩のライブで撮った写真が、最近撮っていなかった事をまじまじと自分に見せつけてくれたので、、。)
最近はカメラを持ち歩くことが少なく、撮る時のイメージがまったく湧いてこなかったです。やっぱり、他のことに追われているとダメですね。(言い訳です)それに、インスタグラムに投稿するようになったのも原因ですね、インスタグラムがpcからも投稿できるようになったら変わると思うのですが、、。(言い訳です)

基本、ぼーと眺めてシャッターチャンスを狙っていたのですが、1人の絵描きさんと話すことができました。

去年、、に、なると思いますが、'交差点'という展示に作品を出されていた方です。
しっかりと話したのは初めてでした。
アートとデザインの話
アーティストということ
作品のこと
その中で、特に気になったのが"アーティストとして行きていくことを決めた時の話"です。

答えはいたってシンプル「それしか出来なかったから」

最強ですよね、この言葉。それしか出来ないんです。だから、この道にいると。
食べて行くのが大変とは言われていましたが、今は定期のお仕事があるようで、またその仕事も面白そうで。次に話す日が楽しみです。


最後に、ああいったパーティーは面白いですね。2ー3段階に分かれて時間が流れて行く。
僕が絵描きさんとお話ししていた時が2段階目、ぎゅうぎゅうだった人も適度にばらけて歩きやすく、話しやすく、熱が入りやすくなる時です。いい時に話せたなと、思っています。
これが、1段階目であれば、人が多すぎて挨拶程度で終わっていたと思うので。声も大きくしないといけないので疲れますしね 笑


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2014年7月19日土曜日

環境デザイン講義 を読んで。

『環境デザイン講義』 著:内藤廣 出版:王国社:2011年初版 

構造・環境・形態デザイン講義の3部作の中の2部作目です。
構造を飛んで環境デザインを読みました。

講義の進め方は五輪「光(空)・熱(火)・水(水)・風(風)・音(地)」。
人間の側から環境を捉え直していきたい、という観点に立ってのものです。
内藤さんの講義を聞いてみたかった。と心底思いました。年間40回近く呼ばれる講演とは違いますからね。文頭にも書いてありますが、内藤さんのことを知らない生徒もいる中で話しを進めるんです。もう講義は聴けないんでしょう、きっと。

内藤さんの本で「建築的思考のゆくえ」を読んだことが2度程あります。高校と大学2回生のときかな?”エレメント”に対する話が印象的でした。それと”風”について。この2点も含めた五輪のエレメント、”光が与えるもの”、”熱の構成”、”水のファクター”、”風のレイヤー”、”音の波”。これらが、人の住む環境をいかに感じとれていないか、感じようとしていないか、環境への無関心さを感じれられました。

光 ― 啓示
熱 ― 生命
水 ― 時間・無常
風 ― 訪れ・外部
音 ― 波動
文中に載っている、ダイアグラム。これだけみれば話の内容が分かる人もいるかともいます。
”光の啓示は人を惹きつける危ない要素でもあります。””熱と生命との結びつきは人間の根本か関わっています。””水はクーリングの作用だけでなく、時間の流れを象徴し人の心を静めます。””風の訪れはクーリングの作用もありますが、恐怖の対象物でもあります。””音は無形で感覚に波動として脳に焼き付けられ時に無意識を辿ります。”
これらのように、感覚のことも書いてありますが、それを建築に都市にとミクロからマクロに広がって展開し書かれています。


技術の発展がもたらしたものは偉大です。風のシミュレーションや熱のシミュレーションは建築に都市に多大な影響を与えると書かれていました。し、実際に内藤さんの「牧野富太郎植物園」「高知駅」はシミュレーションなしでは建たなかった建築です。環境が形態と合致しています。
ただ、その技術の発展は情報を撒き散らす社会を成形して行きました。感覚を紛らわし、解答を目の前に提示する。オルダス・ハクスリー(「知覚の扉」の紹介を総括として紹介しています)は脳の減量バルブと言っています。減量バルブがあることによって情報は絞られ、脳の平衡を保っている。このバルブは情報化社会の中では緩くなってしまうようです。
もう一度身体を開いて、環境に対するセンサーを解放する。
前回のブログでも書いたのですが、自然に戻るということにもつながるのかと思います。身体を改めて見つめ直す。

常に情報が周りを渦巻いていた中で育った僕には、簡単にいかないことだと思います。訓練が必要になりそうです。。


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最後に、、
面白かったことを(笑)、内藤さんは所々に色恋沙汰を混ぜ込んでくる。”男女間に作用する環境デザイン”と行っても良い程に女性を口説くときにいいシチュエーションを混ぜてくる。照度しかり、熱環境しかり、水のクーリングに風と音。ようは、人が居心地の良いところで口説けばいいのです(笑)って言っているんだとおもいました (笑)

ある教授に彼女をつくれ彼女をつくれ言われてたのは、恋愛ってのが建築的な観点に案外重要?なんですね 笑


2014年7月2日水曜日

数度目のブログ開始と、7月の自粛と、からだ

ご無沙汰しています。

何度目になるのか分からないのですが、、また改めて始めます。

夏休みに入るまでは不定期で(今日みたいに大学から帰ってきてすぐ寝てしまった日に書くと思います 笑 寝れない。。)夏休みに入ったら毎朝書いていきます。

お時間ある方は読んでもらえると嬉しいです。





3月から月に1度のペースで関西の方に行っていました。
今月も正直言って行きたいです。ですが、、自粛します。本当にいろいろ厳しくなってしまって。

今月、行こうと思っていたというのも7/26-27にDESIGN EASTがあるからなんです。
今年は「CAMP」というテーマで各地を点々としているみたいです。気になります。
ですが、、今回は我慢して、、、8月にある小豆島でのCAMPに参加しようと思います。苦い思い出のある小豆島。楽しみ楽しみ。

ということで、7月は単位をどうにか取れるように励みます。






つい、いまさっき、小池博史さんの本を読み終わりました。
『からだのこえをきく』 著:小池博史 書き下ろし

小池博史さんが感じている鬱憤を爆発させたような本でした。
"鬱憤を爆発"と書くと聞こえが悪いかもしれませんが、今の芸術、アート、人、からだ、社会、誰もが(と書くと言い過ぎかもしれませんが)感じたことが一度はあるだろうことを書いてくれています。この本に励まされる人もいるのではないか。と読んでいて思いました。前半は50年代からの社会とアート、芸術、舞台演出の流れ。後半にはからだと感性について書かれています。

情報で満ち満ち溢れ、せっかくできた余裕も必要不必要関係なく取り入れる情報で埋めつくされているのが今の僕たち世代、、いや、もっと前からですか。
暇があれば携帯をいじる、周りを見れば広告の山、テレビを付ければ何かしら番組が流れる。当たり前の毎日には情報がありふれています。

余裕というのは器と一緒です。なんでも入るし、なんでも入れられます。
器に入るモノによって人の感性や悟性、感覚は育てられるのです。
適切に摂取すれば害のない情報が入り込み、肥大化させ。からだを重くなる。
音楽や空間、食、絵、写真に言葉、最近、心動かされることがありましたか?
無性に日々の風景を愛おしいと思ったことは最近ありますか?

見て触って匂って、言葉では表せない、画面では伝わらないものを感じ取る。
今の社会が、麻痺させている僕たちのからだはいつからか分からないくらい前から僕たちに助けを求めていたのかもしれない。
容易に得られる情報は考えることを億劫にさせ、考えることから遠ざる。

小池さんは、年に一度、山奥の廃校で合宿をするようです。
小池さんが開く演出学校の生徒と自然に触れ感じ、感覚を解き放つ訓練をしています。
「生きる」ということと向き合っているんです。「リアル」と向き合っているんです。

ひとつ映像を載せます。
「リトル・フォレスト」


小池さんの言いたいことはこの映画に詰め込まれていると思います。


3月、初めて自分で見たいと思った演劇をみました。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜に」をモチーフにした小池博史演出 『銀河鉄道』です。

生きるということ を、考えさせられた80分でした。演劇から遠くにいた自分は、演劇とは思えなかったです。台詞がほとんどなくミュージカルのように舞台を動き回る演者達。空間を飲み込むようなパーカスとハーモニカ。
からだはあんなに自由なんだ。動けるんだ。感じられるんだ。
小池さんの本を読んだ後に思い返すとまた新鮮に思い出せます。


最後に。
僕は、時折、世界に1人だけしかいない状態になります。
自然に身を任せて、風に吹かれ、音に包まれ、空気の振動を感じます。

そういう世界を自分の中に持つことは良いことだと思います。



毎度のことながら乱文ですみません。
またいつか。夏休みにはお会いできると思います。

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この通りですよね。見たことある人もいると思いますが貼っておきます。